東京でアイリストとして働くのにおすすめなサロンBest7を紹介します！

アイリストってどんな仕事？

まつ毛ケアのプロであるアイリストは、まつ毛にエクステを付ける、いわゆるマツエクと呼ばれる施術をします。もちろん業務内容は、ただエクステを付けるだけではありません。

一体アイリストとは何なのか、どんな仕事内容なのか、まずは基本的なことから解説させていただきます。

アイリストとは

まず、アイリストがこなす業務の流れを見ていきましょう。

①来店客の接客
②カウンセリング
③施術
④仕上がりをチェック
⑤アフターケアについて説明

マツエクは基本的に、ひとりの顧客に対して、専任のアイリストが最初から最後まで担当するのが一般的です。その分責任は大きくなりますが、非常にやりがいを感じられるでしょう。

また近年は、マツエク人気にともない、アイリストを目指す人も増えてきました。そんな中マツエクサロンの多くは、バイタリティのある人にとって成長できる環境となっているようです。

なおアイリストとしてステップアップするには、施術がスキルアップするだけでなく、カウンセリング力も欠かせません。このカウンセリング力を身に付けるには、コミュニケーション能力や提案力などが必要となります。

以上から、アイリストは手先の技術だけでなく、サービス力も求められる仕事であることを念頭に置きましょう。

仕事内容

アイリストは具体的に、どのような仕事をすることになるのか、詳しく見ていきましょう。

まつ毛のエクステ

マツエクの施術内容は、エクステンション（人口まつ毛）を自前のまつ毛に1本ずつ装着していくものになります。装着する総本数は、ナチュラルな仕上がりをキープする場合だと80本程度、ボリューム感を出す場合は100～140本程度となるでしょう。

施術方法は、まず医療用のテープを貼り、まつ毛の生え際から1～1.5mmのところに、1本ずつグルー（専用の接着剤）を付けていきます。グルーは目の中に入らないよう、気を付けながら施術しなければなりません。

まつ毛のパーマ

まつ毛のパーマは、自まつげをカールさせて、目元を強調する施術になります。これによってまつ毛に自然なカールが生まれ、メイクのたびにビューラーを使う手間が省けるので、お手入れが簡単になるでしょう。

まつ毛パーマの施術方法ですが、まずカウンセリングで希望を聞き出し、パーマの効きやすさや落ちやすさもチェックして、ラバー状のロットをまぶた上に置き、そこに楊枝でまつ毛を貼り付ける作業をします。

受付やカウンセリングなどの接客

アイリストはまつ毛の施術以外にも、電話や予約の受付・管理、カウンセリングといった、接客や事務などの煩雑な業務をこなさなくてはなりません。

まず顧客が来店したら、施術前にカウンセリングをし、健康状態の事前確認とまつ毛に関する悩みや要望をヒアリングします。そのうえで施術が可能であると確認できれば、次にどのような内容でまつげのケアをするべきか、顧客と詳細を決めていくことになるでしょう。

アイリストの働き方を紹介

給料や休日について

給料の相場

アイリストの給料は、雇用形態や経験、エリアなどによって、次のように相場が変わってきます。

正社員の月給
【未経験】都心：20万円～　地方：18万円～
【経験者】都心：22万円～　地方：20万円～

パート・アルバイトの時給
【未経験】都心：時給1,000円前後～　地方：時給最低賃金～
【経験者】都心：時給1,200円～　地方：時給1,000円前後～

このように地域差はあるものの、現在では地方のサロンでも、月給18万を下回るケースはなくなりつつあるでしょう。アルバイトだと正社員よりも地方差が出やすくなっていますが、経験者になると賃金が1割以上アップする傾向にあります。

また、経験を積めば昇給や昇格も可能となっており、さらに美容師より経験年数が短くても昇給しやすい点は、アイリストのメリットといえるでしょう。

休日

なお休日は、正社員の場合だと月8日休むのがスタンダードなようです。ただし、月8日の休み＝完全週休2日制となっているわけではありません。また、30日まで／28日までの月は、7日休みとなっている場合もあります。さらに一日の勤務時間を増やし、週休3日制を採用するサロンも増えているようです。

なおパートやアルバイトの場合は、週2～3日以上の出勤が可能な場合も多く、正社員と比べるとかなりゆるくなっています。また業務委託の場合だと、自由出勤制となっているサロンもめずらしくありません。ただし未経験のパートやアルバイトに関しては、研修に時間がかかることから採用していないサロンもあるので注意しましょう。

勤務場所について

アイリストは、目元ケアの施術をしているアイラッシュサロンで働くのがスタンダードでしょう。アイラッシュサロンは目元ケアの専門店で、法人や個人などに経営主体が分かれています。

なお法人経営の場合、中には店舗をグローバル展開しているサロンもあります。そのような事情から独立開業を目指す人や、アイリストとしてスキルアップしたいという方に最適でしょう。

また近年は美容院がトータルビューティー化しており、アイラッシュサロンを併設している美容院が増加しています。アイリストは美容師免許を取得することが前提の職業なので、このような業態の美容院ではアイリストとして働くのはもちろん、美容師と並行してアイリストの仕事をすることもできるでしょう。

両方の仕事をする場合は、幅広い美容技術を身に付けたい方にピッタリです。

1日の流れについて

次に、アイリストの仕事をするにあたって、どのような流れで1日が進んでいくのか、見ていきましょう。

①出勤
10時開店だとすると、その30分前の9時半に出勤するのが一般的なようです。オープンの際は店内の清掃や当日の予約状況のチェック、使用する道具のセッティングをして準備をします。

なおスタッフの人数によっては、注意事項や予約内容を全員で共有するため、ミーティングを実施することも場合によってはあるでしょう。

②オープン
リピーターの顧客が来店される場合は、あらかじめカルテを用意して、スムーズに施術できるよう準備しておきます。

顧客が来店したら、まず席へ案内して、カウンセリングや施術をし、それらが終わったらお見送りをしましょう。そのあとは使用した道具を片付けて、カルテに必要事項を記入し、次の来店に備えます。

③お昼休憩
お昼になったら、予約状況を確認しながら45分～1時間程度の休憩を、ほかのスタッフと交替で取ります。

④業務再開
お昼休憩が終わったら、お仕事の再開です。なおサロンには、1日あたり4～6名ほどの来店が見込まれ、スタッフが順番に対応することになるでしょう。

顧客が少ないタイミングがあれば、その間にSNSでの情報発信や顧客へのDMの発送、カルテの整理や在庫確認、発注業務といった雑務もこなします。

⑤閉店
閉店時間になったらレジを締めて、その日の売り上げを報告します。また器具や店内の清掃、ベッドシーツの交換、翌日の準備と予約の確認なども行うことになるでしょう。必要に応じて、技術チェックや新技術の導入時には、研修が行われる場合もあります。

アイリストの仕事に関連する資格って？

アイリストとして働くにあたって、取得しておくべき資格がいくつかあります。ここからは、その資格がどんなものなのか、詳しく説明させていただきますので、しっかりチェックしておきましょう。

美容師免許

アイリストになるには、まず国家資格である美容師免許が欠かせません。そのためアイリスト志望者は、美容師志望者と同様に、厚生労働大臣指定の美容養成施設を卒業し、国家資格（学科・実技）に合格する必要があります。

美容師免許が必要な理由

そもそもまつ毛ケアの施術で、なぜ関係のなさそうな美容師資格が必要なのでしょうか？

もともと、日本でマツエクが流行し出した2000年前後は、法規制がなく誰でも施術できたため、サービスを実施するサロンが増えていました。しかし同時に、消費者生活相談センターには、マツエク専用の接着剤による目の充血や、まぶたの腫れといった被害報告が相次いでいたのです。

そのため厚生労働省では、2008年に危害防止を徹底するよう通達を出し、以降マツエクの施術が美容行為にあたることから、施術者は美容師免許の取得を義務付けられるようになりました。

アイデザイナー技能検定試験（JECA）

日本まつ毛エクステンション認定機構（JECA）が2007年に設立し、以降、当該機構がアイデザイナー技能検定試験という民間資格の主催・認定を行うようになりました。この界隈では、もっとも古い協会になるため、数多くのサロンが加盟しており、資格の認知度も高くなっています。

そのJECAでは、

・まつ毛エクステンション1～3級
・安全技術師
・認定講師

など、計5つの資格を用意しており、合格者には認定証が贈られます。なお検定受験資格は、美容師免許の有資格者や、美容養成学校（昼間・通信）在学の学生に限られているので、ご注意ください。

また認定講師は、まつ毛エクステンション1級の資格保有者のみが受検可能で、サロンワークにおける技能や教育、カウンセリング力が試される資格となります。

安全技術師は、まつ毛エクステンション技術における施術者の体制や、専用器具の安全と施術者の衛生管理が行き届いていて、適切に装着されているなど、基本的な技能や知識を習得していることが求められるでしょう。

アイリスト技能検定試験（JEA）

日本アイリスト協会（JEA）では2008年の設立以降、以下5つの検定資格の主催・認定を行っています。

3級：ベーシックライセンス
2級：スタンダードライセンス
1級：プロフェッショナルライセンス
ほか：認定講師、衛生管理士資格講習

なお3級に関しては、美容師免許をもたない人でも受検可能で、アイリスト志望者や直接施術をしない管理者が対象となっています。そのためプロのアイリストになるには、2級以上を取得することになるでしょう。1級は特に難関で、2019年時点の合格率は、38％という狭き門になっているようです。

そしてJEAの検定試験に合格したあかつきには、証明書として「ディプロマ・ライセンスバッジ」が授与されるでしょう。

またJEAでは、衛生面や安全性を重視していることから、衛生管理士資格講習も実施しています。この試験に合格すればディプロマをはじめ、顔写真入りのライセンスカードも授与されるでしょう。

サロンで働く際にどういった点を重視しますか？ WEBアンケートで調査！

ここまでアイリストの仕事内容や働き方に解説させていただきました。ところで、実際にアイリストとして働くサロンを選ぶ際にどのようなポイントを重視して決めればいいのか、迷われている方も多いのではないでしょうか？

今回はそんな悩みをもつ方のために、「サロンで働く際にどういった点を重視するのか」についてアンケート調査を行いました。どのような結果となったのか、詳細を見ていきましょう。

第1位は「雇用条件」でした。 雇用条件とは、給与や労働時間、休日などを指します。求人情報に記載されている内容なので、応募時に必ず確認しましょう。当サイトでは、高水準の給料かつしっかり休日のとれる働きやすいサロンを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

第2位は「勤務地」でした。家からの通いやすさや交通機関のアクセスの良さも、職場を選ぶうえで大切なポイントです。何度も乗り換えがあったり、通勤時間があまりにも長いとそれだけで大きな負担を感じることとなるでしょう。駅直結・駅チカの商業施設に入っている、アクセスのよいサロンを選ぶと通勤のストレスを減らせます。

第3位は「福利厚生」でした。社会保険完備であったり、育児休暇制度が用意されていたりと、福利厚生が充実していれば安心して働けますよね。サロンを選ぶ際はこちらもしっかり確認しておきましょう。

アンケートの結果は以上となりますが、サロンを選ぶにあたって、参考になる内容であったなら幸いです。次の見出しでは、自分に合ったサロンを選ぶポイントについて、さらに詳しく解説させていただきます。

自分に合ったサロンを選ぶポイント！

ノルマ

アイリストの給料は高額な部類に入り、職場によっては初任給が20万円を超える場合もあります。しかし初任給だけで決めてしまうのは、やめておいた方がいいでしょう。というのもサロンによっては、ノルマが厳しい店舗もあるため、無理なく仕事できそうかどうか、あらかじめ募集要項や面接で確認しておくことをおすすめします。

ノルマは大変だと思いますが、達成できれば給料アップに繋がるでしょう。

しかしノルマ制度を導入しているサロンでは、アイリスト自身がプレッシャーを感じ、退職する人も多いため、近年ではノルマが一切ないサロンも増えています。こうしたサロンでは従業員が一丸となって、売り上げ目標を達成するよう取り組んでいます。

雇用条件

アイリストの仕事探しでは雇用形態や給料などの条件で、シビアに考えている方も、当然多いでしょう。

正社員の場合だと月7～8日休暇、1日実働8時間といった雇用条件を提示しているケースがほとんどです。そのためこれらの条件が厳しい場合は、アルバイトや業務委託といったかたちで働く方が無難でしょう。なお手取りベースでは、アルバイトや業務委託が多い場合もあります。

安定や福利厚生を求めるなら正社員となりますが、キャリア次第ではアルバイトでも高水準の求人があるので、希望は人によってさまざまになるでしょう。

また業務委託やアルバイトの場合だと、副業も可能となります。時間を有効活用したい方には、その方が最適の選択肢となるでしょう。

なお給料ですが、都市部でも正社員は最低18万円スタートとなるのが一般的ですが、経験者だと20～25万円スタートとなる場合もあるようです。

アルバイトの時給は最低給与水準スタートが一般的で、地域差もありますが、研修を経ると950～1,500円までアップするケースが多いようです。また経験者の場合だと、時給1,200円以上になるケースが多く見られるようになりました。

研修制度

マツエクの技術は年々進化しており、新商品の開発や海外からの新技術の輸入など、日々アップデートする必要性があります。そのため就業先を探す際は、最先端の技術を積極的に取り入れていることや、技術や技法をマニュアルの方針にしたがって施術しているかどうかをチェックするようにしましょう。

しかしこのようなポイントは、なかなか求人票で確認することはできません。判断するポイントとして、まず最先端の技術を取り入れているサロンは、研修費用などを自社負担していることが挙げられます。こうしたサロンでは人材育成を重視しており、さらに従業員の技術向上が促進され売り上げアップにもつながるので、インセンティブや歩合の割合が高い傾向にあります。

また、マニュアルによる指導が徹底されているサロンは、大手企業が運営しているケースが多いでしょう。マニュアルで適切な教育ができていると、初心者でもコツをつかみやすくなり、デビューまでそう時間がかかりません。さらにブランクがある人も積極採用し、徹底した教育制度を実施しています。

福利厚生

法定福利厚生

法定外福利厚生

手当や福利厚生サービスによって、従業員の生活の質を向上させます。

特に、企業ごとの差が出やすいのが法定外福利厚生で、主に次のような手当やサービスが挙げられるでしょう。

・慶弔・災害関連
・休暇関連
・医療・健康関連
・住宅関連
・文化、体育、レクリエーション関連
・勤務時間関連
・財産形成関連
・自己啓発、能力開発関連

また、福利厚生を重視されるアイリスト志望者には、お子さんをもつ方が多く、子育てをするうえで福利厚生が充実していないと、長期的に働くビジョンが見えないと考えているようです。

勤務地

勤務地はどの職業でも、特に重視されるポイントのひとつとなりますが、アイリストの方にとってもそれは例外ではありません。基本的にマツエクを行っているサロンのほとんどは、駅チカの場所で営業しており、また有名都市で展開する店舗が非常に多くなっています。

そのためアイリストして就業先を選ぶなら、大都市にアクセスしやすい場所で暮らすことが前提となるでしょう。また、年齢層が幅広いエリアや若者向けのエリア、大人の女性向けのエリアなど、都市ごとの特徴もあります。

そのほか、都市部から離れた場所であえて営業する、アットホームなサロンや地域密着型のサロンもあり、客層はリピーターが多い傾向にあります。都会が苦手なアイリストの方は、このようなサロンを選んでいるケースが少なくありません。

また距離や通勤時間だけでなく、電車の乗り継ぎがスムーズであるかどうかも重要です。たとえば乗り換える回数が単純に多かったり、ホームからホームへの移動が長かったりすると、通勤が億劫になってしまうでしょう。

美容業界の市場規模と今後の展望

近年の美容業界では、顧客競争が激化の一途をたどり、経営の見直しが急がれています。この目まぐるしい状況の変化はアイリストにとっても、無視できない現実といえるでしょう。

そのため最後に、美容業界の市場規模や将来性、展望などについて、詳しく解説させていただきます。

市場規模

厚生労働省の衛生行政報告例によると、2016年度の段階で美容室は24万軒以上の施設が存在しており、それまでの10年間で2万6,000軒近く増えているのです。コンビニエンスストアは国内に5万7,000軒ほど出店しているので、比較するとその多さがご理解いただけるでしょう。

さらに美容師自体も、おなじ10年間で7万7,000人以上増え、50万人を超えています。

小規模事業者が増加傾向

しかし、市場規模には何か影響があったのでしょうか？

厚生労働省では2015年度に、生活衛生関係営業経営実態に関する調査を行いました。その中で従業者数が5人以下の事業者は、80%近くにのぼることがわかっています。その5年前の段階だと70%未満になっているので、いかに小規模事業者が増えているかが、おわかりいただけるでしょう。

経営者の高齢化

また経営者の高齢化も顕著になっており、厚生労働省の調べで2015年度の時点だと、60～69歳が32.4％、70歳以上が19％となっています。2010年度の時点だと、前者は25％、後者が10.8％だったため、こちらも増加傾向にあることがハッキリとおわかりいただけるでしょう。

このようなデータから、近年は特に高齢者が経営する小規模な店舗が、大きな割合を占めていることがわかります。

平均支出額のマイナス

なお消費者の動向としては、厚生労働省の調査によると、2015年度の1世帯あたりのパーマネント代の平均支出額は4,280円となっており、前年比241円マイナスとなっているようです。またカット代の平均支出額は、5,459円で、前年比17円マイナスとなっています。

変化としては微々たるものですが、減少傾向にあるのは否めません。原因として考えられるのは、日本が人口減にある一方で、美容室の数自体は増えており、それにともなって美容師業界では価格を下げることで競争が激化していることが、この数字に反映しているといえるでしょう。

美容業界の課題と対策

現段階で美容業界は、厳しい状況に置かれていると考えられます。そんな状況でも柔軟に生き残っていくためにも、この業界の課題と向き合い、これから目標とすべき美容業界のあり方を探っていきましょう。

美容業界の経営者の課題

美容関係の経営者は、実際にどんな課題を抱えているのでしょうか？

厚生労働省では、「平成27年度生活衛生関係営業経営実態調査」を実施し、この中で「経営上の問題点別施設数の割合」に関するリサーチ結果が記載されています。その中で79.9％もの施設が、「客数の減少」を課題としていることがわかりました。その次が「施設・設備の老朽化（35.2％）」「客単価の減少（26.8％）」という順になっています。

なお、日本政策金融公庫調べの「生活衛生関係営業の景気動向等調査（平成30年7～9月期）」から、美容業界の問題点について多い順に見ていくと、「顧客数の減少（58.8％）」「客単価の低下（25.2％）」「従業員の確保難（20.6％）」という結果となりました。

美容業界の経営指針の今後について

このように課題は山積していますが、そんな中で厚生労働省は、美容業界の復興目標に経営指針を掲げました。

政府は「容姿を美しくしたい」という国民の文化的欲求に応えてきた美容業に対し、国民生活の充実に貢献してきたという評価をしており、今後もそれが続くよう、良質なサービスの継続が求められると言及しています。そのために、衛生課題をクリアしながら事業を安定させ、これからの発展を図れるよう、国として求めています。

そして国民の間でも、「美と健康」がどんどん求められるようになりました。つまり、トレンドを抑えて需要をしっかりと理解しながら、業界全体が柔軟に変化していくことが欠かせないのです。

そのためにはまず、技術とサービスが向上するよう即座に対応しなければなりません。顧客に対して施術内容をわかりやすく丁寧に説明し、安全対策やアレルギー対策も徹底しましょう。

また、体が不自由な顧客にも安心してサービスを受けてもらえるよう、施設のバリアフリー化やユニバーサルデザイン化も、積極的に取り組んで推奨すべきです。

高齢化社会の現代では、美容院は地域のセーフティーネットとしても役立つでしょう。たとえば、来店が困難な高齢者の方には、訪問サービスが求められています。

アイリストの仕事もそのように、時代や客層の変化によって、ニーズが変化・多様化することを想定しながら、柔軟に対応できるよう心得ておくといいでしょう。

自分の希望に合った、働きやすいサロンを選ぼう！

アイリストを筆頭に美容業界の仕事について、さまざまなポイントから解説させていただきました。これから都内でアイリストとして働くことを目指す方にとって、参考となったようであれば幸いです。

しっかり勉強して必要な資格を取り、プロのアイリストとして働けるようになったとしても、適切な職場を選べるかどうかは、自分の判断にゆだねられます。納得のいく条件で無理なく好きな仕事を続けるためにも、働きやすいサロンを探すようにしましょう。