美容師資格を持っている方で、これから「アイリスト」に転職したいと考えている方は多いでしょう。アイリストはアイラッシュ施術をする仕事で、顧客のまつげにまつげパーマやまつげエクステを施すことで目元を華やかにします。ここでは、そんなアイリストを目指すなら知っておきたい専門用語集をご紹介します。
エクステオフ
エクステオフとは、まつげエクステを外すことです。サロンのオフメニューは「オフのみ」や「付け替えオフ」などがあります。オフのみは、その名のとおりまつげエクステのオフのみを行い、新たにまつげエクステは付けません。一方付け替えオフは、一度まつげエクステをすべてオフして、新たなまつげエクステを付けるメニューです。
エクステオフでは、薬品を使いながら、自まつ毛に負担がかからないよう慎重にエクステを外します。また、オフをするときの力加減も大切です。無理やりエクステをオフしようとすると、自まつ毛が引っ張られ、顧客が痛みを感じてしまいます。心地よく施術を受けてもらうためにも、エクステオフはとても技術が必要です。
ポイントオフ
ポイントオフとは、まつげエクステの一部分だけオフすることを指します。付いているまつげエクステの中でも取れそうなエクステやバラついているエクステがあったときは、ポイントオフの出番です。
メンテナンス
まつげエクステのメンテナンスは、エクステオフやポイントオフ、そしてこのあとご紹介するリペアなど、まつげを綺麗に保つために行われるもの全般を指します。
まつげエクステはサロンでのメンテナンスのほか、自宅でもメンテナンスが可能です。自宅でのメンテナンスは、まつげエクステをコームで整えたり、美容液を塗布したりする方法があります。メンテナンスの仕方でまつげエクステの持ちが大きく変わるので、メンテナンスはとても大切です。
リペア
リペアとは、付いているまつげエクステはそのままにしておき、まつげエクステが取れた部分や、伸びてきた自まつ毛にのみ足していくメニューです。リペアのときに取れそうなエクステをポイントオフするサロンもあります。足りない部分にのみエクステを足すので、まつげエクステを安い価格で綺麗に整えられます。
リムーバー
リムーバーとは、まつげエクステをオフするときに使う薬品です。まつげエクステは、無理やり取ってしまうと自まつ毛も一緒に抜けてしまい、自まつ毛や目に大きく負担をかけてしまいます。
そこでリムーバーを塗布することでまつげエクステの接着部分が弱くなり、まつげエクステのみを取れるのです。リムーバーを使ってエクステオフをするときは、リムーバーが目に入らないように注意する必要があります。
オイルフリークレンジング
オイルフリークレンジングとは、クレンジングの種類の一つで、オイルが含まれていないクレンジングのことです。まつげエクステは、油分に弱いとされています。そのためメイクを落とすときにオイルクレンジングを使用すると、まつげエクステが落ちてしまう可能性があるのです。
そこでサロンでは、顧客にまつげエクステの扱い方を説明するとき、オイルフリークレンジングの使用をすすめることがよくあります。ただし、サロンによってはオイルクレンジングも使えるエクステを使用しているところがあります。毛質に合わせたクレンジング方法の提案が大切です。
リペアを行う期間
先ほどご紹介した、取れた部分や自まつ毛が伸びた部分にだけまつげエクステを付けていくのが「リペア」です。そんなリペアは、まつげエクステの施術から2~4週間で行われることが多いです。
まつげエクステは、自まつ毛が抜けるタイミングで一緒に取れていき、だんだん少なくなってきます。そのため、まつげエクステの施術から2週間ほどは綺麗な状態をキープできますが、3~4週間経つとまつげエクステが少なくなってくるのです。そこで、施術から2~4週間後にリペアを行うことで、綺麗なまつげエクステは残したまま、取れた部分のみ足せます。
リペアを行う頻度
まつげエクステを継続して付けたいという方は、リペアとエクステオフを繰り返すのがおすすめです。まつげエクステは、長いと2か月以上付いていることがあります。しかし、自まつ毛も伸びているので向きがバラバラになっている可能性が高いです。
そのため、2~3回に1回はまつげエクステをすべてオフすることをおすすめします。まつげエクステの施術から2~4週間でリペア、その後また2~4週間でエクステオフして施術を繰り返せば、無駄なくまつげエクステを楽しめるでしょう。
まとめ
アイリストを目指すなら知っておきたい専門用語をご紹介しました。まつげエクステに関する専門用語は、エクステそのものに関するものだけではありません。まつげエクステのメンテナンスに関することでも、これだけの専門用語があるのです。
そして、エクステオフやリペアといったまつげエクステのメンテナンスは、顧客の大切な自まつ毛に影響します。しっかり理解して、アイリストになってから適切なメンテナンスを提案してあげてください。